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これはどこかで読んだ本に出ていた記事の受け売りですが、その著者に言わせれば、農業と言うのは一見自然に近い・また環境に優しい職業のように見受けられるけど、そうではなくて農業そのものが環境破壊の第一歩なのだそうな
と言うのは、そもそも自然と言うのは原野の状態を指すのであって、そこに住む人間だって太古の昔は自然界にある木の実・草の芽を採取し、野生の鹿や猪や川魚を捕らえて食用にしていたのが、だんだん人口が増えるに従い、自らの食を満たすため山野を開墾して田や畑を作り、そこに作物を栽培し、その生育を妨げるとの理由から雑草を引き抜き、有害鳥獣類と勝手に決め付けて野生動物を駆除し、自分だけが繁栄してきたので、これこそ人間のエゴである・・と
そういった意味では自然界にある草だって生きる権利があるので、伸び放題にしておいても良さそうなものだが、そうも言っていられないので草刈勤労奉仕作業があるわけですが、当地区の勤労奉仕作業と言えば、毎年2月上旬に行われる(柴焼きと称する)草刈作業と、4月上旬に行われる(大普請と称する)水路の泥浚いが恒例でした。
それが近年、環境保全への取り組みとか称する草刈作業が加わりまして、確かこの時期と盛夏と秋の3回執り行われるようになったと記憶しております。
そんな訳でこの日は部落民総出で堤防の土手や水路の法面などの草を刈るわけですが、比較的平面の広いところは役員がバロネスハンマーナイフモアと言った機械をリースしてきて刈るけれど、機械の入れない傾斜地が大部分なので、あとは肩掛け式・若しくは背負い式の草刈機や鎌でやるしかありません。
しかしそこは人海戦術の強み、なにせ100戸の住民が総出で刈るわけですから、1時間もやればあらまし片付いてしまいます。
と言う訳で伯爵
オフ会の場所と時間を告知したのは伯爵が急襲するかもしれないとの思惑があったからですが、結局参加者は7名だったので二十四の瞳ならぬ十四の瞳でした。
ところで勤労奉仕ネタですが、当地区で毎年4月上旬に行われる水路の泥浚いは全世帯強制参加
それも女・年寄りなど重労働に向かない人は炊き出しなどに回ると言う形で参加していただきましたが、それでも都合が悪く出られないと言う人も居ますよね。
で、そんな人は酒やビールなどの付け届けをして免除してもらうと言うのが慣わしですが、出なかったからと言ってペナルティーがあるわけではありません。
ただ出ないと近所の手前、申し訳が立たないと言った気持ちの問題なので、無連絡不参加の人はまず皆無でしょう。
しかし昔から「大普請、死ぬほど怠けろ」と言った諺があるように、出たからと言って懸命に作業するわけではありません、泥をすくうのはせいぜい最初の30分ぐらい
あとは気の合った仲間どおし井戸端会議ならぬ土手端会議・野良談義に花が咲き、11時頃になれば「そろそろ用意が出来たっぺ」とばかり集会所に集まり、後はお決まりの宴会です。
もっとも近年では排水協力費と称して各世帯から1000円を徴収し、土建業者に頼んでユンボで泥を浚ってもらうので、機械が入らないところをちょこっとやれば良いだけですが
なお、草刈勤労奉仕作業終了後に宴会はありません。休憩時間にペットボトル一本出るだけ・・
ただし、これに出ると報酬として後日、草刈機の刃・スコップ・鎌の内、希望する品を一品もらうことが出来ます。
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